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【山田庵】TOSSランド建設Flash 使い方教室ML/ 課題31

Flash 使い方教室 〜10代はもちろん50代もOK スモールステップで学ぶ基礎基本〜

作成者:TOSSオホーツク山田正和
作成日:2003年 5月1日(水)
最終更新日:2003年 6月16日(月)

課題31:音を貼り付けなさい。

●ステップ1:フレームに音を貼り付けなさい。

  1. 今回は、Flash作品に音を貼り付ける方法を学習します。
  2. まず、作品に貼り付けるための音をダウンロード(*1)してもらいます。
    このページを印刷してから読んでいる人は、"Internet Explorer"でアクセスしなおしなさい。
  3. 以下のファイル名(リンク語句)を右クリック→「対象をファイルに保存」。
    「保存する場所」は「Flash使い方教室」フォルダとします。

    →正解の音(seikai.mp3)

  4. 練習用に用意した小さなファイルなので、低速回線でもすぐにダウンロードが終ります。(*2)
  5. Flash使い方教室」フォルダを開いて、ダウンロードしたファイルの名前を確認しなさい。
    Windows や Internet Explorer の設定によっては、ファイル名が勝手に変ってしまう場合があるからです。

    例:seikai.mp3 が seikai.mpga になってしまう。

  6. ファイル名が、seikai.mpgaに変わっていた人は、seikai.mp3に直しなさい。
    ファイルを右クリック→「ファイル名の変更」とクリックすれば変更することができます。
  7. "FlashMX"を起動しなさい。
  8. いよいよダウンロードした音ファイルを、「ライブラリ(ハンコケース)」に「読み込み」ます。
  9. "FlashMX"の画面の左上、「ファイル」をクリック。
  10. メニューの10行目、「読み込み」をクリック。

  11. "seikai.mp3"をクリック→「開く」。(*3)
  12. 「Ctrl」+「L」で「ライブラリ」を開きなさい。
    今読み込んだ音ファイル(seikai.mp3)が入っています。

  13. ライブラリ」の中の音ファイルを、ステージ上にドラッグ&ドロップしなさい。

  14. 一見、何も変化がありません。
    ですが、よく見ると「タイムライン(時間割)」の1フレーム目に、青い模様が付いています。

  15. この青い模様は、音(音波)の波を表したグラフです。
    1フレーム目に、音が貼り付いていることを表しているのです。
  16. さっそく貼り付けた音を聞いてみましょう。
    「Ctrl」+「Enter」で「書き出し」をしてご覧なさい。
  17. 真っ白い画面の中、「ピンポーン♪」という音が聞こえてくれば成功です。(*4)

    →参照用白玉ファイル(31a.swf)

*1:ホームページ上(インターネット上)にあるファイルを、自分のパソコンの中にコピーすることをダウンロードといいます。

*2:音のファイルには様々な形式がありますが、FlashMXでは2つの形式を扱うことができます。
 .WAVファイル(ウェーブ・ファイル)と、.MP3ファイル(エムピー・スリー・ファイル)です。
 高音質のままファイルが小さくなるので、通常は後者(.MP3)を使います。
 今回ダウンロードしてもらったファイルも.MP3です。

*3:"seikai.mp3"が見つからないという方は、「Flash使い方教室」フォルダを探して開いてください。

*4:「ピンポーン♪」と鳴った直後に、「プツッ」と言う余計な音が微かに鳴ります。
 何通りか消す方法があるのですが、煩雑になるのでステップ1では扱いません。
 一番簡単な方法は、ステップ3で学習する「フェードアウト」を使う方法です。

●ステップ2:違う音に貼りかえなさい。

  1. 今度は、ステップ1でフレームに貼った音を、違う音に貼りかえます。
  2. まず、貼りかえるための音をダウンロードしてもらいます。
  3. 以下のファイル名(リンク語句)を右クリック→「対象をファイルに保存」。
    もちろん「保存する場所」は「Flash使い方教室」フォルダです。

    →不正解の音(fuseikai.mp3)

  4. ステップ1−5と同じように、ダウンロードしたファイルの名前を確認しなさい。
  5. ファイル名が、fuseikai.mpgaに変わっていた人は、fuseikai.mp3に直しなさい。
    ファイルを右クリック→「ファイル名の変更」とクリックすれば変更することができます。
  6. 今ダウンロードした2個目の音ファイルを、「ライブラリ(ハンコケース)」に「読み込み」ます。
  7. "FlashMX"の画面の左上、「ファイル」→「読み込み」とクリック。
  8. "fuseikai.mp3"をクリック→「開く」。(*1)
  9. ライブラリ」の中に、2個目の音ファイル(fuseikai.mp3)も入りました。

  10. タイムライン(時間割)」の1フレーム目をクリック。
  11. 「プロパティ」パネルを開きなさい。

  12. 「プロパティ」パネルの右上、「サウンド」の欄の「▼」をクリック。
    2個目の音ファイル(fuseikai.mp3)を選びなさい。(*2)

  13. これだけの作業で、音ファイルを貼りかえることができました。
  14. さっそく貼り付けた音を聞いてみましょう。
    「Ctrl」+「Enter」で「書き出し」をしてご覧なさい。
  15. 真っ白い画面の中、「ブブー♪」という音が聞こえてくれば成功です。

    →参照用白玉ファイル(31b.swf)

*1:Windowsの種類または設定によっては、上手く「読み込み」ができないことがあります。
 その場合は、以下の音ファイルをダウンロードしてみてください。
 音質は少々落ちてしまいますが、上手くいくはずです。
 →不正解の音(fuseikai2.mp3)

*2:この時「なし」を選ぶと、音が鳴らなくなります。
 つまり「フレームに貼り付けていた音を、ひき剥(は)がした」ことになるわけです。

●ステップ3:音をフェードアウトさせなさい。

  1. 「プロパティ」パネルを使うと、音の鳴らし方を色々と変化させることができます。
  2. その中の1つ、「フェードアウト(だんだん音が小さくなる)」をみんなでやってみましょう。
  3. 「プロパティ」パネル、「効果」の欄の「▼」をクリック。(*1)
    「フェードアウト」を選びなさい。

  4. 「Ctrl」+「Enter」で、「書き出し」をしてご覧なさい。
  5. ブブー♪」という音が、だんだん小さくなって消えれば成功です。

    →参照用白玉ファイル(31c.swf)

  6. 同じように「効果」の欄で「フェードイン」を選びなさい。(*1)
  7. 短い音ではちょっと分かりづらいかもしれませんが、「書き出し」をした時に音がだんだん大きくなれば成功です。

    →参照用白玉ファイル(31d.swf)

  8. 「効果」の欄では、「フェードアウト」と「フェードイン」のほかにも選べる効果(音の変化)があります。
  9. ですが、スピーカーが2個ついているパソコンでなければあまり意味がありません。(*2)
  10. スピーカーが2個ある人だけ、色々と試してご覧なさい。
    フェードアウト
    音がだんだん小さくなる
    フェードイン
    音がだんだん大きくなる
    左チャンネル
    音が左から聞こえる(左スピーカーだけが鳴る)
    右チャンネル
    音が右から聞こえる(右スピーカーだけが鳴る)
    左から右へフェードアウト
    音が左から右へ動いていく
    右から左へフェードアウト
    音が右から左へ動いていく
    カスタム
    もっと自由な変化(音の操作に慣れた人向け)
    なし
    音が普通に鳴る。
  11. 満足したら、次のステップに進みます。
  12. 「効果」の欄で「なし」を選びなさい。(*1)
    「書き出し」をした時、音が普通に鳴れば(ステップ2と同じに鳴れば)成功です。

*1:「プロパティ」パネルに「効果」の欄が無い場合は、 もう一度、「タイムライン(時間割)」の1フレーム目をクリックしてみてください。

*2:パソコンの機種によってスピーカーの数が違います。 低価格のパソコンや、軽量型のノートパソコンの場合、1個しかない場合があるのです。

●ステップ4:音を繰り返し鳴らしなさい。

  1. 「プロパティ」パネルを使うと、1つの音を何度も繰り返して鳴らすことができます。
  2. 「プロパティ」パネル、右下の項目、「ループ」の欄をクリック。(*1)
  3. キーボードを使って、「0(ゼロ)」を「3」に書き換えなさい。
    書き換えたら「Enter」キーも押します。

  4. 「Ctrl」+「Enter」で、「書き出し」をしてご覧なさい。
  5. ブブー♪」という音が、3回繰り返して聞こえてくれば成功です。

    →参照用白玉ファイル(31e.swf)

  6. ループの回数を、色々変えてご覧なさい。
    ステップ3で学習した、「フェードアウト」などの効果と組み合わせてみても面白いでしょう。
  7. 満足した人はファイルを閉じてから、次のステップに進みます。(*2)
  8. ステップ1〜2で作ったファイルは保存する必要はありません。(*3)

*1:「ループ(loop)」とは、英語で「輪になる」「宙返りする」「繰り返す」の意味です。

*2:「ファイル」→「閉じる」とクリック。
 または画面右上、2段目の「×」をクリック。

*3:記念にとっておきたいという方は"31.fla"などの名前で保存するとよいでしょう。

●ステップ5:フリップに音を貼り付けなさい。

  1. 今度はフリップのコマ(フレーム)に音を貼りつけてもらいます。
  2. まず、貼りつけるための赤玉ファイル(.flaファイル)をダウンロードしてもらいます。
  3. 以下のファイル名(リンク語句)を右クリック→「対象をファイルに保存」。
    もちろん「保存する場所」は「Flash使い方教室」フォルダです。

    →赤玉ファイル「サウンドフリップ(soundflip.fla)」

  4. ダウンロードした赤玉ファイル(soundflip.fla)を"FlashMX"で開きなさい。
  5. このフリップの「ライブラリ」に、ステップ1〜4で使った音ファイルを「読み込み」ます。
  6. まずは1つ目の音(ピンポーン♪)です。
    "FlashMX"の画面の左上、「ファイル」→「読み込み」とクリック。
  7. "seikai.mp3"をクリック→「開く」。
  8. 2つ目の音(ブブー♪)も同じように「読み込み」なさい。
  9. 上手く「読み込み」が出来たか、「ライブラリ」を開いてご覧なさい。
    「Ctrl」+「L」です。

  10. タイムライン(時間割)」の、「音」レイヤーの、2フレーム目をクリック。

  11. ステージ上には「1つめの音」と書いてあります。

  12. ライブラリ」からステージ上に、「ピンポーン♪」の音(seikai.mp3)をドラッグ&ドロップしなさい。

  13. タイムライン(時間割)」の、「音」レイヤーの、3フレーム目をクリック。

  14. ステージ上には「2つめの音」と書いてあります。
  15. 「ライブラリ」からステージ上に、「ブブー♪」の音(fuseikai.mp3)をドラッグ&ドロップしなさい。
  16. 「Ctrl」+「Enter」で「書き出し」してご覧なさい。
    1枚めくるたびに音が鳴るフリップが出来ていれば成功です。

    →参照用白玉ファイル(soundflip.swf)

  17. 長くなって来たので、今回の学習はここまでです。
  18. 時間と気力に余裕のある人は、「フェードアウト」などの効果を付けても面白いでしょう。
  19. 満足した人は、"FlashMX"を終了しなさい。
    今回も特にファイルを保存する必要がありません。

●エクストラ・ステップ:音ファイルは、どうやって準備するの?

  1. 音を貼り付けると、Flash作品に幅が出てきます。
  2. では、貼り付けるための音ファイルは、どうやって手に入れればよいのでしょうか?
  3. 大雑把に言って、3つの方法があります。
    1:自作する。

    作曲ソフトなどを使って、自作する方法です。

    音楽方面の知識や技術やセンスが必要ですから、万人向けの方法ではありません。

    2:市販の素材集を買う。

    パソコンショップのソフトコーナーなどで、素材集(CD-ROM)を購入する方法です。

    素材集にはイラスト集(カット集)だけでなく、各種効果音が収録された「音の素材集」もあるのです。

    素材集の音は、著作権の都合上、幾つか使用制限(規約)があります。

    ですが、Flash作品に貼り付けたり、貼り付けたFlash作品(白玉ファイル)を転送(アップ)することはOKです。

    3:素材集サイトからダウンロードする。

    インターネット上には、幾つか素材集サイトがあります。

    自作のイラストや、自作の音を無料で配布しているサイトです。

    サイトによって若干使用制限(規約)が異なりますが、Flash作品への利用は素材集(CD-ROM)に準じます。

  4. TOSSの先生方の場合は、3の方法がオススメです。
  5. なぜなら、TOSSランドの中に「(音の)素材集サイト」が幾つか存在するからです。
    Flash初心者向けサンプル集
    講師が管理者を務めるサイトです。
    5.音響素材」のページに、幾つかの音が収録されているのでご利用ください。
    TOSS音楽 MIDI館
    TOSS音楽で運営しているサイトです。
    MIDI形式の音ファイルが中心ですが、MP3形式に変換すればFlashに貼り付けることが可能です。
    MIDI→MP3への変換方法も、サイトの中で解説されています。