６年算数「変わり方を調べよう」 （東京書籍 下巻P４４）
ＴＯＳＳ石狩教育サークル 弥勒院 宣明
メール miroku.da@utopia.ocn.ne.jp
作成日 ２００７年２月１２日 更新日：２００７年９月２０日
- 説明せずに発問と指示で展開するように心がけた授業です。
子どもたちは、教科書に書き込みながら比例の意味を理解していきました。
授業の流れ
- 指示
- 男の子と女の子が水を入れている絵があります。指で押さえなさい。
- 発問
- あと、何分くらいで、水をとめようか。（時間と水の深さとの関係を調べればいい）
- 指示
- Ｐ４５、一番上の時計を指で押さえなさい。お隣さんと確認。
指で押さえていない子どもがいたので、全員押さえるように言いました。
「１分後、２分後、３分後、４分、５分、６分後まであります。」
- 指示
- １分後（指で押さえさせる）。少し水が入りました。
- 指示
- ２分後（指で押さえさせる）。ちょっと増えました。
- 指示
- ３分後、４分後、５分後、６分後。水がだいぶ増えましたね。
（順に指で押さえさせながら確認していく）
- 発問
- １分後、深さは何ｃｍですか。（４ｃｍです。）
- 指示
- 物差しの下に４ｃｍと書きなさい。
どこに書いたらよいのかわからない子どもがいました。
時計のすぐ隣に「水の深さ」を書くと時間と水の深さの変化が見やすくてよかったです。
- 発問
- ２分後は、何ｃｍですか。（８�僂任后�）
- 指示
- 書きなさい。
最初に「ものさしの下に書く」と言っていたので、「書きなさい」の指示だけで子どもたちは書いていました。
- 発問
- ３分後は何ｃｍですか。書けたら持ってきなさい。
持ってきた子、先着１０名に○をつけました。後は座らせて、発表させました。
「答えは何ｃｍですか。（１２ｃｍです。）」
「そう、１２ｃｍなんだね。すごい！よく分かったね。
- 指示
- 赤鉛筆で○を書きなさい。
- 指示
- ４分後、５分後、６分後も書きなさい。書けたらエンピツをおきます。
ほとんどの子が書けていました。
書けなかった１名には、赤鉛筆でうすく書いてなぞらせました。
- 指示
- 赤鉛筆用意。あってたら○を付けます。
「４分後は、１６ｃｍ。５分後２０ｃｍ。６分後２４ｃｍ。」
「全部あってた人。よし。」
- 指示
- Ｐ４４☆１の表を指で押さえなさい。「お隣と確認」
「上の段は「水を入れる時間」です。下の段は「水の深さ」をあらわしています。」
- 発問
- １分の時、水の深さは４ｃｍです。２分のとき、何cmですか。（８ｃｍです。）
- 指示
- 書いておきます。
- 指示
- 同じようにして表を完成させます。書けたらエンピツを置きなさい。
１つやれば、あとは同じパターンなので、みんな書くことができていた。
- 指示
- 教科書の表をそっくりそのままそっくりそのまま写します。
まず、枠だけ書けたら持ってきなさい。枠だけですよ。
枠をまず正確に書くように言いました。
枠を板書する。
- 指示
- できた人は、言葉と数字も入れなさい。
もってこさせて○をつける。
枠をチェックしていたので、スムーズに書けていました。
早く終わった子ども５名に黒板に表を書かせました。
授業にあたって
教室で授業をする前に、サークルで模擬授業を検討していただきました。
検討の結果、今までいかに説明が多かったかに気づかされました。
今までの授業では、あれこれ説明していると「だれてきたなあ」と感じることが度々ありました。
ですが、本授業では「書きなさい」という一言でスッと子どもたちが書き始めました。
言葉をいかに削るか、その大切さを学びました。
やはり、サークルでの模擬授業は鍛えられると思いました。