教師ランド/教科/理科・科学/水溶液の性質/酸性/小学校/6年
第2時「酸の力で10円玉をピカピカに」
「水よう液の性質【酸性】」の第2時です。強い酸の水溶液で10円玉がピカピカになります。
1 必要な物
- 10円玉
- レモン
- 市販の100%レモン汁
- 酢
- 梅干
- ソース
2 授業記録
【第1時の続きから】
- 発問1
- リトマス紙はどうなりましたか。
- 説明1
- 青のリトマス紙が赤くなりましたね。前の時間に調べた10種類の水溶液の性質は「酸性」なのです。
- 発問2
- (古くなった10円を見せて)10円玉は、はじめからからこのような色だったのでしょうか。そうだと思う人。違うと思う人。
全員が違うを選んだ。初めは光っていることを口にする子もいた。
- 説明2
- 実は違うんです。はじめはピカピカに光っているのです。
- 説明3
- 強い酸の力を借りるとピカピカになるのです。
- 説明4
- (レモンを子どもに見せて)レモンです。実際に、10円玉にレモンの汁をかけてみましょう。
ビニールテープをはぐと、汚れが落ちたことがはっきりわかるからだ。
子どもたちは色の違いに驚いていた。
- 発問3
- ビンに入ってる100%濃縮還元レモン汁。これを10円玉にかけるとピカピカになると思う人。
- 発問4
- 酢を10円玉にかけるとピカピカになると思う人。
- 発問5
- 梅干の果肉を10円玉にのせるとピカピカになると思う人。
ピカピカにならないのではという子が増えてきた。
- 発問6
- ソースを10円玉にかけるとピカピカになると思う人。
ソースではピカピカにならないと思っている子がほとんどである。
- 指示1
- 実験をして、確かめてみましょう。
うめぼしが早くピカピカになることやソースでピカピカになることに驚いていた。
- 指示2
- 「リトマス紙、すっぱい、酸、酸の仲間」などの言葉を使って感想を書きなさい。
- すっぱい物で10円玉の色が変わってすごかった。
- 青のリトマス紙にすっぱい(酸)水よう液をたらすとピンク(赤)の色に変わった。(酸性)変わるのがいっぱいある「酸の仲間」を見つけた。
- 酸は青のリトマス紙を赤にさせることが分かった。
- 青のリトマス紙が変わる酸性の様子を見れたことや、すっぱいもののお金を元の色にするちからにおどろいた。
- リトマス紙のつかいかたやすっぱいものは、お金のよごれをきれいにとることや、酸性は青のリトマス紙を赤にかえるはたらきがあることがわかった。
3参考文献
「理科 到達目標に達しない子への支援策 5・6年編」(明治図書)小林幸雄
「学校では教えてくれないオモシロ科学実験」(PHPサイエンス・ワールド新書) 篠原功治