三字熟語の授業
法則化まりも99 TOSSオホーツク 松村敏樹
(作成日:2007年9月19日 最終更新日:2007年9月19日)
吉川誠仁先生「愉快痛快・三字熟語」の修正追試です。急な補教で実践したのですが、子どもたちは時間いっぱいまで熱心に取り組んでいました。
- <指示1>三字熟語の勉強をします。三字熟語とは漢字三文字の熟語です。例えば、「大自然」、漢字三文字ですね。ノートにできるだけたくさん書きます。国語の教科書を見てもいいです。他の教科の教科書をみてもいいです。三つかけたらもってらっしゃい。
※子どもから「大自然に関係ない字でもいいですか。」と質問がでました。「いいですよ。」と答えました。
- <指示2>(ノートを持ってきた子に)このうちの一つを書きなさい。
まだ書きたがる児童には「また、三つ書いたら、一つ黒板に書きなさい。ノートに三つ書いたら黒板に一つ書きます。」と言いました。
黒板いっぱい、いっぱいに三字熟語が書かれました。
可能性、非公式、発表者、自由帳、森林浴・・・・・
いっぱいになったところでストップし、席に着かせました。
<説明1>「大自然」という三字熟語は「大きい自然」ということで「大・自然」つまり「○―○○」とうい形になってます。
- <発問1>それでは、この中で「○―○○」とうい形になっているのはどれですか。
この種類の三字熟語を赤チョークでかこんでいきました。
<説明2>「材料費」という三字熟語は「材料の費用」ということで「材料・費」つまり「○○―○」という形になっています。
- <発問2>それでは、この中で「○○―○」という形になっているのはどれですか。
この種類の三字熟語を青チョークでかこんでいきました。
はっきりしないものは?(はてなマーク)をつけておいきました。児童の名前も出ましたが、「これは別枠です。」と伝えました。
ここまでを黒板で整理しました。
- <板書>(1)○―○○タイプ(高性能、大部屋など) (2)○○―○タイプ(消火器、血液型など)
- <発問3>「無責任」は(1)のタイプですか、(2)のタイプですか。
他にも、「近代化」「経済的」などを出題しました。
- <発問4>「市町村」は(1)のタイプですか。(2)のタイプですか。
分けられるのが二箇所あるので、新しいタイプであることに気付きました。
<説明3>「市町村」という三字熟語は「市・町・村」つまり、「○―○―○」のタイプです。
- <発問5>黒板の中で「○―○―○」のタイプの三字熟語があります。さがしなさい。
黒板に「衣食住」がありました。
<説明4>他にも「大中小」「上中下」「松竹梅」などがありますね。
※原実践では<発問5>はなく、「○ー○ー○」のタイプを書かせてます。時間切れなので、「大中小」などは、教師が示しました。
※授業は35分間でした。
原実践出典:小学校5年教え方の基礎基本小事典