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斎藤俊浩1

4画の漢字を探せ!


「口に2画足して」は、向山洋一氏の実践としても有名である。これを「4画の漢字を探せ!」という形で追試した。


発問1
4画の漢字。思いついた人。

授業の後半、10分ほどの実践である。急だったので、例を示させることにした。

指示1
1つ、言ってごらんなさい。

3名を指名し、その場で言わせた。「日、月、木」が出た。

指示2
ノートに、4画の漢字を書きます。黒板の字は写してもよいです。時間は3分間。では、はじめ。

教科書や辞書は見ないようにさせた。鉛筆が動いていない子の所に近づく。まだ書いていない黒板の字を写すようにうながした。

説明
黒板に3個ありますから、5個書けたら1年生、8個なら2年生、10個書けたら3年生、というところでしょう。ちなみに、2年生までで30個以上あります。

途中で、「もう8個も書けたんだ。すごい!」「習っていない漢字も書けている!」などと周りに聞こえるようにほめることで、周りの子もがんばりを見せた。

(約3分後)やめ。何個書けたか聞きます。3個?5個?8個?・・・10個以上?
最低が8個、最高が13個(3人)いた。


指示3
黒板に全部書いてください。(最高の13個の子を一人指名。)
指示4
他の人は、赤鉛筆を用意します。同じ漢字があったら○をつけます。書いていない漢字が出たら、赤鉛筆で書いておきます。

「日、月、木、火、王、六、中、犬、太、水、元、五、天」が出た。

発問2
まだ出ていない漢字を3個書ける人?

一人ずつ指名。この方法で、2回書けた。
「手、止、文」「牛、少、心」

発問3
2個なら書けるという人?

二人挙手したので、一人ずつ指名。この方法で2回書けた。
「円、父」「今、戸」
「あぁ、そうか!」「それもあったか!」「へぇー。」などと声が挙がる。

発問4
1個なら書けるという人?

時間もなかったので、3人同時に指名。
「毛」「友」
1人は「止」を書いて、「出ているよ。」と諭された。

ここまでで時間切れとなったが、ノートに向かう真剣な時間を過ごさせることができた。また、休み時間にも黒板に「先生、これは?」と4人が書いて見せた。「欠、方、化、区」が出された。


ちなみに、教育漢字中、4画の漢字は47字。

1年生で習う漢字 円、王、火、月、犬、五、木、日、手、水、中、天、六、文

2年生で習う漢字 引、牛、午、公、今、元、止、少、心、切、太、戸、父、分、内、方、毛、友

3年生で習う漢字 化、区、反、予

4年生で習う漢字 欠、氏、不、夫

5年生で習う漢字 支、比、仏

6年生で習う漢字 尺、収、仁、片


TOSS「Fの会」斎藤俊浩/作成日:2007年8月9日/最終更新日:2007年8月9日