助動詞をこう教える May I 〜?
次のダイアログでMay I〜?を導入する。
- May I have another one? / Sure.
事前準備
<準備物>お菓子のゼリー
<打ち合わせ>早目に教室に行き、生徒に「"Sure"と言って先生にゼリーを一つずつ渡してくれ。」と頼んでおく。
ALTに頼むこともできる。
ゼリー登場
ポケットをポンポンと叩く。
- 発問
- In my pocket. What's this?
モノを提示する時は「じらす」がポイントである。
生徒は「ゼリーだ」と反応する。ニッコリ笑ってすかさず応答する。
- Jelly. Jelly.
ちょっとした「へぇ〜」である。
- 指示
- Repeat. Jelly.(2回)
たった一個のゼリーに生徒は期待の眼差しである。
匂いを嗅いで「Mmmm〜」などと言ってまたじらす。
そしてパクッと食べる。
もう一ついい?
嬉しい顔で食べた後、ポケットをゴソゴソ探る。
しかしゼリーはもう、無い。
悲しい顔でお手上げポーズ。"I have no jelly..."
そこで事前に打ち合わせをした生徒を呼ぶ。
生徒が買い物袋に入ったゼリーを持って登場。
意外な展開に他の生徒もびっくり!?ニッコリ笑って一言。
- 発問
- May I have another one?
そしてすぐに、
- 発問
- May I have another one?
生徒は"Sure."と言ってゼリーを渡す。また食べる。そしてまたねだる。
3回目くらいで教室が笑いの渦に巻き込まれる。「何個食べるの〜!?」
ここでポイントなのが「ゼリー」である。一口でツルンと食べられる。
空白の時間無く、何個でも食べられる。
テンポ良く5個くらい食べたところで終了。あぁお腹いっぱい♪
楽しい雰囲気で練習
- 指示
- Repeat. May I have another one? (2回)
anotherの発音は難しいが、既に5回も聞いているから案外言える。
また、インプットの段階だから何となく言えていれば良い。
May I〜?の意味が理解できていれば良い。
- 指示
- Repeat. Sure.(2回)
ターゲットダイアログを変化のあるくり返しでテンポ良く練習する。
ここでの練習が次のゲーム・アクテヴィティで使える。
カードゲームで盛り上がる
ゼリーの絵が描かれたカードを3枚ずつ配る。
デモンストレーションを見せる。
ジャンケンに勝ったら"May I have another one?"、負けたら"Sure."と言って自分のカードを相手に渡す。
先ほどの口頭練習と同じ要領で、カードが加わっただけなので、説明は不要である。
- 指示
- Everyone, stand up. Ready, go.
負けて全部取られた生徒はそれをもらって再び参戦する。
すぐに敗者復活できるシステムを整えておく。