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佐々木智穂1

(作成日:2007年8月7日/最終更新日:2007年8月8日)
 北海道TOSSお茶しましょ 佐々木智穂

酒井式描画指導法


 1.道具の準備


絵画指導の時に準備をする道具は主に次の種類である。
重要な順番に並べる。

  1. 絵の具
  2. パレット
  3. 画用紙
  4. サインペン

1.筆

筆は,動物の毛のものを使う。
ナイロン製はダメである。

保水力が少ないのである。
茶色の丸筆で動物の毛のものを用意させよう。ただし,百円ショップのものはよくない。すぐに毛がぬけてしまうからである。

2.絵の具

絵の具はポリチューブのものではなくて,ラミネートチューブの物を用意させた方がよい。

ポリチューブのものは,絵の具のチューブの中に空気が入ってしまうので,絵の具が分離しやすいのである。
絵の具のふたを開けると,始めに水のようなものが出てきた後,絵の具が出た経験はないだろうか。この状態こそ分離をしている状態なのである。
また,百円ショップのものは絶対にダメである。発色がよくない。名の通ったメーカーのものを用意すれば間違いない。

3.パレット

パレットは,大きくて白いものがよい。

白いほど,絵の具の発色がよく見えるからである。

4.画用紙

厚いほど,絵の具の発色がよくなる。

どのようなものを子どもに与えたらよいか,材質や厚さ色を吟味して購入していただきたい。

5.サインペン

子どもたちに描画の線を描かせる道具は,
油性マジックペン(サインペン)がよい。

間違ってはいけないと言う緊張感が,生き生きとした線を生む。

これをかたつむりの線という。
油性マジックはすぐに描けなくなるので,教師の方で予備の新しいペンを用意しておくことが大事である。
かすれた線は,子どものやる気をなくす。