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「繰り上がりのあるたし算」（東書）
〜さくらんぼ計算の導入〜
（作成日：2007年8月7日／最終更新日：2007年8月7日）
北海道TOSSウトナイ 荒井紀之
１．はじめに
「繰り上がりのあるたし算」は1年生にとって非常に重要な単元である。
ここからは，つまずく子が多くなると考えられる。
「数の合成・分解」「１０と○でいくつ」は既習ではあるが，これらを組み合わせる上で混乱が生じるだろう。
ここでは，さくらんぼ計算にスムーズに移行するため，教科書を使って半具体物から数字へのつなぎを入れる。
２．授業の流れ
東書１年算数p67「９ たしざん」（繰り上がりのあるたし算）
- 発問指示１
- 女の子は何個拾ったかな？鉛筆の先で数えてごらん。
- 指示１
- ぐるっと囲んで９と書きなさい。
＊スマートボードで提示。
- 発問指示２
- 男の子は何個拾ったの？数えなさい。
「４個です」
- 指示２
- ぐるっと囲んで４。
- 指示３
- □１。指を置きなさい。お隣と確認。問題を読みます。「みきさんは…」。みんなで！
「みきさんは…」
- 指示４
- 鉛筆マークの所に式を書きなさい。
- 説明１
- ブロックの絵があります。どんぐりがブロックに変わったんだ。左がみきさんのどんぐり，右がたけしさんのどんぐりです。
- 発問１
- みきさんのどんぐりは9個。あといくつで１０になるかな。
「あと１つです。」
- 説明２
- こっちから1個もらって10になりますね。
- 指示５
- 次のページを開きなさい。
- 説明３
- 宇宙人君が同じことをしています。１個行っちゃって３個残ってる。こうやって１と３に分けよう。これを「さくらんぼ」って言います。
スマートボードで提示
- 指示７
- 同じように書きなさい。
- 指示８
- ９と１で１０。１０と３で１３です。言ってごらん。「９と１で１０。１０と３で１３です」
- 指示９
- ノートに書きます。書けたら「書けました」。
しき９＋４＝１３
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１０と３で１３
- 指示１０
- 書けた子は先生と同じように言いなさい。
３．参考文献
TOSSランドNo.1121261 吉田れいか氏
TOSS-SNS木村重夫の部屋より（木村重夫氏のコメント）
「ばらばらに遊んでいた人が一列に並びました。左側の大勢の人数を、また細長く丸で囲んで、その下に９と書きます。右側、グルッと囲んで４と書きなさい」
（『原理原則トークライン ２００３年�癸毅院。弌ィ械供�
ゴチャゴチャしているページなので、スマートボードのキャプチャー機能で局面を限定して見せる。百玉そろばんに向かわせたいのだが、その前にブロックのイラストで基本型の流れをビジュアルにつかませたい。
ブロックとさくらんぼをどうやってつなぐか。
向山先生は、実に柔軟な発想をされた。
教科書ブロックの図に、さくらんぼを描かせたのです。
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