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橋爪里佳2

あかねこ計算スキルのユースウエア 後半部分


後半では2度目の集中を作り出す。
この2度目の集中があるからこそ、子どもたちに力がつく。

説明1
 まだ授業時間が2分あります。間違った問題、まだやっていない問題がありますね。全部終わった人は、はやく終わったらやってみよう問題をやります。今度はテストではありませんから、鉛筆の先から煙の出るくらいのスピードでやります。

クラスの1割くらいの子が終わった段階で次の指示を出す。

指示1
 終わった人は自分で答えを見て丸つけをしなさい。間違えたところは写しなさい。ちょっと難しいなと思うところがあった人も答えを参考にしなさい。

算数が得意な子も苦手な子も答えを見ている状況になる。
苦手な子も周りの目を気にすることなく堂々と答えを写すことができる。
写すことで力をつけさせていく。


指示2
 答え合わせも終わった子は、あかねこシールを貼りなさい。

丸つけが終わった子にはシールを貼らせる。このシールは小さくてとりにくくなっている。実はこのシールはご褒美のためではなく、時間調整の役割を果たしているのだ。これもユースウエアの一つ。
この時、シールを貼っている子、答え合わせをしてる子、答えを写す子、問題をやる子の4パターンの子がいる。

一度、授業の終わりをそろえる。残り1分をきったところで全員をストップさせる。

指示3
 まだ計算途中の人もいるかもしれませんが、その人もやめなさい。全員、答え合わせをします。終わった人から休み時間です。

これで、算数の授業は終了である。
しかし、まだあかねこ計算スキルの大事な指導が残っている。





TOSS石狩教育サークル 橋爪里佳
    作成日:2007年8月19日
    更新日:2007年8月22日