保護者大満足!ビデオ視聴でにこにこ懇談
(TOSS Fの会/角家元/作成日2007年8月10日/更新日2007年8月10日)
映像をうまく活用するだけで懇談会が大いに盛り上がります。保護者は子どもの姿を見て安心します。懇談後の感想では、感謝の便りがたくさん寄せられます。
準備物 デジタルカメラ(動画撮影できるもの)またはビデオカメラ
やり方
- 1 ひたすら撮る
学校生活のあらゆる場面を撮っていく。おすすめは、給食・掃除・休み時間である。なぜなら、保護者はこれらの場面を見ることはないからだ。ここで大切なことがある。
- 使えると思った場面はどんどん撮っておく。
参観日が近づいてから撮るのは遅すぎる。機会はその時しかないと思い、どんどん撮っておく。
- 2 撮影した映像をチェックする
今まで撮っておいた映像を全部見る。これを参観日2週間前に行う。ここで大切なことは2つ。
- クラス全員の子どもが映っているかどうかを確認する。
保護者は自分の子どもの姿を見に来ている。極端に言えば、自分の子どもの姿しか見に来ていない。1人だけ映っていないということは絶対に避ける。万が一映っていない場合は、残りの期間で撮っておく。
- 映像の時間を15〜20分程度に収める。
以前、30分流したことがある。その時、ある保護者から「長くて見ていて疲れてしまった。」という感想が出た。見る側が集中できる時間に編集する必要がある。
- 3 プロジェクターで大きく映す
懇談当日は、デジカメとテレビをAVケーブルで接続すればOKである。しかし、これでは少し物足りない。そこで、あらかじめPC、プロジェクター、スクリーン(スマートボードならなおよい。)を設置する。あとは、パソコン内の映像データをクリック。これだけで、映画のように大きな画面で見ることができ、保護者は大満足である。
注意
1 効果的な上映方法
- 懇談参加者のみへの上映にする。
あらかじめ学級通信でこのことを宣伝しておく。これを参観日1週間前に行う。ビデオが見たくて、何とか都合をつけて参加してくれたらしめたものである。
- 懇談の最初に上映する。
そうすることで、懇談に参観しようか迷っている人が参加する。懇談出席率アップにつながる。また、懇談開始時刻に上映することで、自然に静かになり、保護者は画面に釘付けになる。
2 効率的な撮影方法
- そのまま上映することを意識して撮る。
あとで編集するのは膨大な時間と手間がかかる。撮る時は、時間を意識して必要な部分のみ撮るとよい。
その他
- プロジェクターの使用はあらかじめ許可を取っておく。参観日に使いたい先生が他にいるかもしれない。
- デジカメ、ビデオカメラのどちらでも構わない。しかし、手軽に撮影できる点でデジカメを強くおすすめする。
以下、これまでの懇談での保護者の感想の一部を紹介する。
- ビデオ視聴大変良かったです。普段の様子が見れたこと、大変ありがたく思いました。
- ビデオは普段の子どもたちの様子が見られて、とても良かったです。また楽しみにしています。
- ビデオ視聴では、子どもの学校生活を垣間見ることができ、楽しそうな姿に安心しました。
- 授業参観の時ではない、普段の子どもたちの様子をビデオで見ることができて良かったです。
この実践は、先行実践『苦手な懇談会からの脱出!10の方法』TOSS静岡/松尾清恵氏(TOSSランドNO.2600071)を参考にした。