音楽「きらきらぼし」を楽しく何度も階名唱する
（郷正樹氏・�盒狂�治氏の修正追試）
ＴＯＳＳ分析批評を学ぶ会 ＴＯＳＳウトナイ
岡田 亜希子 E-mail：akitaro@k2.dion.ne.jp
（作成日：２００７年９月１８日／最終更新日：２００７年９月１８日）
爆笑しながら楽しく何度も階名唱にチャレンジ。
鍵盤ハーモニカの前段階として行う郷正樹氏・�盒狂�治氏の修正追試。
１つのパーツとして、４年生でも楽しめた。
リズムボックスで音楽を流す。（８ビートで、１１０くらいの速さ。）
追い読みの要領で、「追い歌い」をする。
- ♪ドドソソララソ♪（手の合図で、後に続いて歌わせる。）
- もう１回。
間をあけたり、スピードを落とさず、リズムをキープする。
たたみかけるようにテンポよく巻き込んでいく。
- 男の子。
- 女の子。
- 廊下側。
- 窓側。
階名も簡単ですぐ覚えられるので、子ども達は少しずつヒートアップ。
男子と女子、廊下側と窓側と指名することで、お互いに負けじといい声を出していた。
４種類の☆の絵をそれぞれ提示。フラッシュカードの要領でめくる。
飽きずに楽しみながら声が出せるよう変化をつける。（にっこり笑った☆の絵）
- 今度はお星様になって歌うよ。にっこり笑って さんはい。
（いばった☆の絵） 出す時は、体を反らして少し偉そうに。
- えっへんいばって さんはい。
（弾んだ☆の絵） 出す時は、絵を上下に動かし楽しそうに。
- ルンルン弾んで さんはい。
（元気な☆の絵） 出す時は、片手で力こぶを作りながら。
- もりもり元気に さんはい。
星の絵と教師の体の動きで視覚に、絵に合わせた声の大小で聴覚に訴えながら進める。
絵の表情に合わせて子ども達はどんどん声をだすので、「OK!」「いい顔！」「うまい！」「○○くん、最高！」など誉め言葉をシャワーのように浴びせる。
教師がそれぞれの☆になりきって場の雰囲気を盛り上げることが、何よりも大切。
「ドドソソララソ◇」の楽譜を提示。歌いながら、ドはおへそ、ソは肩、ラは頭頂部を触る。
- 真似します。
◇は、ポーズでお休みを意識させる。
- ドドソソララソ うん。 （胸の前で両手でグーを作る）
- ドドソソララソ ○。 （頭上で大きな○を作る）
- ドドソソララソ アイ〜ン。（おなじみのポーズを決める）
次は、どんなポーズをするのかと子ども達が期待してこちらを凝視するようになる。
予想通り「アイ〜ン」では、ボルテージもうなぎのぼり。大爆笑の渦の中、全員が満面の笑みでポーズを決めた。
ポーズは何でもいいが最初は簡単な「グー」や「○」から始め、最後はどの子にも馴染みのあるものにすると、とても盛り上がる。
お休みのポーズを色々変えていく。
- お隣同士向かい合って。真似をします。ドドソソララソ タッチ。（タッチで、お互いの肩を触る）
ポーズを変える。
- 最後のポーズを自分でします。３つ数える間に考えます。
- ポーズなのでピタッと止まるんですよ。思いつかない人は先生の真似をします。
できない子は教師の真似をすることで、安心して参加できる。しかも止まっている間に教師も個別評定ができる。一石二鳥である。
- ○○君、○○さん、○○さん、とっても上手！前に出てみんなに見せてあげて。
- 拍手！（拍手）
１人だと気後れしそうな子も、３人一緒に出てくることで開き直ってポーズを決めた。
友達の面白ポーズを見た他の子達は、またまた爆笑。盛り上がりも最高潮に。
- ○○君より、もーっと面白くやってみよう。
- お隣さんと向かい合って。いくよ。１・２ さんはい！
- お隣さんが、面白かった人は拍手！みんな、とっても上手にできました。次の時間は、鍵盤ハーモニカでこれを練習します。
「☆の絵がかわいかった。」「またやりたい！」と、授業後に子ども達が話してくれた。
変化のある繰り返しで楽しみながら階名唱ができ、５分間でかなりの練習量となった。