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藤田明子4

にじいろのさかな


絵本「にじいろのさかな」(マーカス・フィスター作・絵/谷川俊太郎訳)のお話の絵の実践

佐々木智穂氏の原実践を中田昭大氏が追試したものを追試

対象学年 全学年

私は1年生の3学期に実践

準備物

絵本「にじいろのさかな」(マーカス・フィスター作・絵/谷川俊太郎訳)
「にじいろのさかなとおおくじら」(同作者)の本で行った。手元にあったのがこの本だった。
画用紙八つ切りの半分
クレヨン
アクリル絵の具 黒(ペンテル社のスクールガッシュ)
割り箸鉛筆(割り箸を鉛筆削りで削った物)

 指導の流れ

第1幕(90分)

  • 1完成図を見せる
  • 2物語を朗読
  • 3画用紙にクレヨンで色をつける

留意点

   1.明るい色をつける
    赤・オレンジ・黄・黄緑・水色・ピンク・青・緑・紫の中から好きな色とした。
    それ以外の色はにじいろと合わないので使わないことにした。
    中田氏の実践ではクレヨンは明るい色(白・赤・オレンジ・黄・黄緑・水色・ピン
    ク)暗い色(青・緑・紫)の時は、白を重ねてパステルにしていた。指導前に自分
    で作品を作った時に白を重ねたが、うまくパステルにならなかったことと青や緑な
    どの色でもきれいなので白を重ねないでそのまま塗ることにした。
   2.色は濃く、塗り残しのないようにする。
    塗り残しの所に絵の具がつき、削ったときに所々黒くなってしまうため。子どもた
    ちの中には、飽きて雑になりがちになる子どもがいる。私は、一人一人、しっかり
    塗るまで合格にはしなかった。
  • 4アクリル絵の具を塗る。
    スクールガッシュを水で溶き、刷毛で塗る。

留意点

   水の分量に決まりはないが、あまり多くすると薄くなるので指導の前に試してみた
   方がいい。
   必ず、絵の具を塗る前に名前が書いてあるか確認する。黒く塗ったら誰のかわから
   なくなる。
  • 5乾燥させる。

第2幕(90分)

にじいろのさかなを描く
描く順番
(1)口 はしっこに描く 

(2)顔・目 口のとなりに三角形を描く

(3)しっぽ 顔から離れたところに描く

(4)体 つなぎの線を曲げて描く

(5)ひれ 形は自由

(6)うろこ 模様は自由。全てを削らないように、わりばしの太い方も使って削る。

(7)小さい魚を描く 同じように描くことを伝え、突き放す。

(8)最後に渡しているうろこを描く。

   「にじいろのさかな」のストーリーにはこの場面があるが、私は「にじいろのさか
   なとおおくじら」だったのでこの部分は追試しなかった。

(9)海のものを描き足す あわ、海藻、貝など子どもから出させて描く。

留意点

   口や顔、しっぽ、体、うろこなどは教師側で例示を出したり、子どもから出た物を
   板書したりして描けない子どものイメージを助ける。
   紙はたて・よこどちらに使ってもいい。

 指導後の感想

子どもたちは、色を塗るときも、描くのも楽しそうだった。
色を塗るときに、2〜3色しか使わない子がいたので、5色以上は使うと数を限定するべきだった。
絵を描くときに、絵が小さくなってしまう子がいたので、大きさを示すべきだった。特に体を描く時は、細くなってうなぎのようになってしまったので体の線をつなぐときは一緒に描いた方がよかった。