部活動を引退した3年生に話す語り
JHSてっぺん/JHS☆北吹雪・倉 豊彦
作成日2007年8月16日
更新日2007年8月18日
引退した3年生に、これから卒業までどんな先輩でいてほしいか、どんな行動をとってほしいかを毎回話している。過去に部活動に顔を出したのはいいが、「声が出てないぞ!」など指示や注意が多い先輩がいた。そうなると先輩はただのプレッシャーだけの存在となり、最後には後輩から支持されなくなってしまった。先輩が最後まで良い「手本」となるよう、次のように話す。
卒業まで先輩
皆さんは後輩にとって、卒業するまで先輩です。だからこれからも先輩として、学習も生活も頑張って下さい。後輩はいつまでも先輩のことを思っています。
一緒に参加してもいい
明日から放課後の活動がなくなって、きっと体をもてあます人もいると思います。そんな時は部活動で一緒に体を動かして構いません。
ただし、必ず顧問の先生達に一言『参加してもいいですか?』と確認して下さい。
本業を忘れずに
皆さんの本業は『学習』です。だからテストのことを考えて、後輩が『先輩この時期に部活に来ても大丈夫なの?』と思わないように配慮しましょう
100%応援の気持ち
部活に来るときには
- 100%応援の気持ちで後輩に声をかけて下さい。
皆さんもすばらしい先輩として最後までしっかりやり抜き、この学校を卒業して下さい。
その後の様子
この後、先輩達は部活動に参加するとき、必ず顧問に「今日参加してもいいですか」と確認するようになった。勝手に参加できるのではなく「参加させてもらう」という基本姿勢が身についた。練習の際には裏方として顧問のボール渡しなどを率先して行い、不満を漏らすことはなかった。その姿勢は後輩達に「良い手本」として写り、次年度に引き継がれていた。