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石居年光12

(C)TOSSランド>小学校>国語科>3年>詩
TOSSウトナイ/TOSSとびら・石居年光 toppo_ishii@ybb.ne.jp
 作成日2012年2月23日
 更新日2012年2月23日

子どもがやさしくなる−カウンセリングの一方法を用いてー(新牧賢三郎実践)『日本教育技術方法体系 第8巻 学級経営大辞典』


この方法で、1時間授業をすると、子どもたちに「やさしくなりなさい」とか、「お父さんやお母さんに感謝しなさい」などと言わなくても、子どもは優しくなろうという気が起こる。

指示1 学年・組・名前を書きなさい。

名前を全員書けたことを確認して、次の指示を出す。

指示2 おうちの人の中で、誰でもいいですから、1人決めなさい。
指示3 決めたら、組の下に、お母さんならお母さんと書きなさい。
指示4 お家の人があなたにしてくれたことを全部書きなさい。
時間を7分ぐらい時間をとる。
お家の人の名前と書いたこと全部を発表しなさい。
「お母さんが、ご飯を作ってくれた。洗たくをしてくれた。皿洗いをしてくれた。ご飯の準備をしてくれた。後片付けをしてくれた。」「弟がエンピツをけずってくれた。ゴミを捨ててくれた。ファミコンをセットしてくれた。まくらを貸してくれたなど。」
指示6 下の欄に、昨日、あなたが決めたお家の人に対して、してあげたことを書きなさい。
子ども達から「思い出せない」などの意見が出るであろう。これが授業のポイントである。やさしく思い出せないなら、「思い出せません」と書きなさいという。
指示7 お家の人の名前と書いたことを全部発表しなさい。
「お母さん。茶碗を片づけた。プロレスをやってあげた。」「お母さん。肩もみをしてあげた。」思い出せませんという子もいるであろう。
指示8 お家の人からしてもらったことと、してあげたことを比べて、感想を書きなさい。
時間は10分ぐらいとる。書き終わらない子もいるだろう。
指示9 感想を発表しなさい。
できれば全員発表させたい。時間が足りないときは、まだ発表していない子どもを指名する。
この方法はカウンセリングの内観法を参考にした。