「あかねこ計算スキル」のその後の指導
授業終了時点で、何問かやり残した問題がある。それを子どもがすすんで家でやってくるようになるのは、教師の指導にかかっている。
教師が必ず取り上げ、褒め続けることが大切である。
次の算数の授業で、下記のように指導する。
- 「○○くん、家でやってきたの見せてごらん。ほら、みんな見て。えらいねえ」
やってきたページをクラスの子どもたちに見せる。
「おお、すごい」
「本当だ。やってきている」
翌日、子どもたちに次のように聞く。
- 「今日やってきた人は手をあげてごらん」
子どもたちに手を挙げさせる。
すると、何人かの子は手を挙げる。
その子たちを褒める。
「すごいなあ。先生びっくりしちゃった」
それでもやらない子はいる。
学期の最後、余った時間にやらせる。
- 「やり残しがある人はやりなさい。全部終わった人は本を読んでいていいですよ」
ちゃんとやっていた子が得をするように配慮する。
このように指導することで、次の学期からはやり残した問題をそのままにする子が減少する。
TOSS石狩教育サークル 橋爪里佳
作成日:2007年8月19日
更新日:2007年8月22日